【五大栄養素 ミネラル編】

【五大栄養素 ミネラル編】

 

皆さん、こんにちは。

今回は、五大栄養素のミネラルについて解説していきます。

皆さんはミネラルとは何なのか、どんな役割があるのか知っていますか?

 

 

【ミネラル】

私たちの身体の96.7%は酸素・炭素・水素・窒素の四元素でつくられていますが、残りのカルシウム・マグネシウム・リン・ナトリウム・鉄・亜鉛・銅などを総称してミネラルと呼びます。

ミネラルの働きはビタミンの働きを助け、体液量・酸・アルカリ度・筋肉・神経の働きの調節や、酸素・補酵素の材料として代謝活動でも重要な働きをしています。

また、ミネラルは脂溶性ビタミンと同じで、摂取しすぎても不足しすぎても身体に影響がありますのでうまく付き合う必要があります。

総称してミネラルと言われているだけあり、内訳はたくさんあり「必須ミネラル」と「有害ミネラル」と数多くあるので今回は必須ミネラルからいくつか紹介したいと思います。

 

【カルシウム】

 

ミネラルの中で一番有名なのがカルシウムかと思いますが、丈夫な骨を作ること以外にも血液の状態を正常に保つことや、高血圧の予防や精神を安定させる働きがあります。

 

~カルシウムが不足すると起きる症状~

 

イライラしやすくなる

骨折しやすくなる

虫歯ができやすくなる

 

 

【マグネシウム】

 

マグネシウムはカルシウムとバランス良く摂取することが大切で、その働きもカルシウムとバランスを取りながら筋肉の伸縮を助けたり、精神を正常に維持したりと身体の機能を陰から支えているミネラルです。

 

~マグネシウムが不足すると起きる症状~

 

疲労感が残りやすくなる

不眠になりやすくなる

生活習慣病になりやすくなる

 

 

【鉄】

 

鉄は酸素を全身に送る働きがあり、女性の月経時には鉄は多く失われる為摂取が必要なミネラルですが、逆に閉経後の過剰摂取は活性酸素を生み出す可能性があります。

 

~鉄が不足すると起きる症状~

 

貧血が起きやすくなる

動機・息切れを起こしやすくなる

爪が変形しやすくなる

 

 

【亜鉛】

 

亜鉛は味覚や性機能を正常に保ち、髪・肌のトラブルとも深く関係しています。

また、細胞分裂や酵素の働きを活性化させるとともに、体内の様々な代謝を助ける働きをするミネラルです。

 

~亜鉛が不足すると起きる症状~

 

味覚が変になる

風邪をひきやすくなる

性欲が低下する(EDなど)

記憶力が低下する

前立腺肥大になりやすくなる

 

 

【カリウム】

 

カリウムは、塩分の取りすぎから起きる様々な影響を未然に防ぎ、高血圧の方の強い味方となるミネラルです。

 

~カリウムが不足すると起きる症状~

 

血圧が高くなる

手足がしびれる

気力が低下する

食欲がなくなる

 

 

【セレン】

 

セレンは老化防止・ガンの予防に有効な抗酸化ミネラルとして近年研究されているミネラルです。

 

~セレンが不足すると起きる症状~

 

シミができやすくなる

感染症にかかりやすくなる

 

【ナトリウム】

ナトリウムは塩に含まれている為、濃い味付けが好きな方の場合摂りすぎに注意が必要となるミネラルです。

 

~ナトリウムを多く摂取すると起きる症状~

 

高血圧になりやすい

発がん率が高まる

肝臓病になりやすくなる

 

 

【リン】

リンは骨や歯をつくるのに役立つだけでなく、筋肉や内臓の働きとも深い関係があるのですが、先ほどのナトリウムと似ていて多くの食品に含まれている為、摂取不足よりも過剰摂取に気を付けた方がいいミネラルです。

 

~リンが不足すると起きる症状~

 

疲れがたまりやすくなる

骨折しやすくなる

~リンを多く摂取すると起きる症状~

 

カルシウムやマグネシウムが吸収されにくくなる

 

 

【マンガン】

 マンガンは糖質や脂質の代謝や、骨をつくる際に活躍する酵素などの働きを助けるミネラルです。

 

~マンガンが不足すると起きる症状~

 

疲労感が出やすくなる

糖尿病になりやすくなる

 

 

【銅】

 

銅は鉄の働きを助けるミネラルであり、貧血の原因は鉄不足と言われていますが銅がなければ鉄はうまく働くことができません。

 

~銅が不足すると起きる症状~

 

貧血が起こりやすくなる

動脈硬化のリスクが高まる

 

上記のミネラル不足による症状は一例です。必ずしも症状が起きるわけではありません。